【インストラクターの開催報告】

「みんな違っていい」
そう考えるあそびの先生では
インストラクターの資格の活かし方も
人それぞれ違います。

今回は、
夏休みに外遊びの会を開催した
インストラクターの森下さんに
報告とその魅力について話してもらいました。

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企画時の想いやご依頼をいただいた経緯

子ども達に大人気の夏の昆虫!
といえばカブトとクワガタですよね。
我がボーイズたちも昆虫たちの魅力にハマり、
昨年はほぼ毎日、
カブトやクワガタ探しに出かけていました!
今年は周りのご家族にも体験していていただきたい思いから
はじめての企画を実施しました。

お声がけしたのは、
あそびの先生インストラクター仲間の皆さん。
当日は我が子も含めた
年少さんから小学6年生の3組の親子に
ご参加いただきました。

 
イベントや講座中の様子、又は心に残った出来事

今日、クワガタをゲットしたいなー!
カブトムシ何匹とれるかな?
それぞれの思いの中、事前準備をしっかりとして、
探検隊たち出動!

広い森の中には多種多様の生物が生息していて、
道中もたくさんの昆虫たちと出会いました。

「バッタがいるよ。なんていう種類かな?」
「セミがないているよ、ほらあそこ、あそこー」

お話をする子もいれば、
黙々と進んでいく子、
昆虫を追っかけていく子。

個々のペースでお目当てのスポットへと向かいはじめました。

カブトムシいたよー!
駆け寄ると樹液たっぷりの木にカブトムシが群がる姿が。
何ヶ所かあるスポットを巡り、
子ども達の虫カゴには念願のカブトムシでいっぱいに。

ニヤニヤと虫かごを見つめる子、不思議そうにのぞいている子、
どんなのがいたの?とお友達の虫カゴを見に行く子、
色んな子ども達の姿がたくさんみられました。

1時間半たっぷりと活動し、
最後は何匹採れたかな?と皆で確認していました。
「クワガタがほしかったなー」のお友達の声に、
「僕のクワガタあげるよ」と渡している子どもの姿もありました。
 
 
参加者の声や様子

ご兄弟だけでご参加いただいたご家族の方より、
終始無言だった息子君が、
帰ってからひたすら楽しかった
とずっとしゃべっていました!
と嬉しいお声をいただきました。

今回、クワガタは時期が少しズレてしまい、
あまり出会う事ができず残念でしたが、
来年はベストな時期を狙いリベンジします!

  
開催後の感想

急な坂道をダッシュで駆け下りたり、木に登ってみたり、
ちょこちょこヒヤヒヤする場面もあったけれど、
命の危険さえなければ、

子どもたちの「今、やってみたい事」
に個々のペースに合わせて大人たちが寄り添う。

同じ方向を向いているメンバーたちの寄り添い方、
声のかけ方が本当に心地よいなぁと感じた一日。
朝早い集合にも関わらずご参加いただきありがとうございました!

そして、
子ども達の何かに熱中する姿、興奮している姿に、
改めて、自然という「環境が持つチカラ」を
再確認する事ができました。
来年は、さらにパワーアップして開催したいと思います!

最後に
わんぱくすぎる我が子たち。
公園あそびでは周囲に迷惑をかけないよう
子どもの行動にアンテナをはりめぐらし、
帰宅後は毎回大人がぐったり・・・
気にせず思いっきり遊べる場所はないか
と思いついたのが「森」で過ごすことでした。

たくさんの生き物に出合い、
昆虫の魅力に子どもも大人もハマっていく・・・
2年前に自然の中で過ごすことの心地よさを知り、
親子関係が着実に変化しています。

あそびを通しての学びは生きるチカラを育てる土台になり、
あそびがこころを豊かにしていく。
こどもの姿をみていてふと感じるのです。

「あそびを日常に」

(協会認定インストラクター 森下恵子)