【インストラクターの開催報告】

「みんな違っていい」
そう考えるあそびの先生では
インストラクターの資格の活かし方も
人それぞれ違います。

団体様より企画を依頼されることも。
今回は、尼崎市において親子で楽しめるイベントを行った
環境作りが得意なインストラクター
小林舞さんに報告してもらいました。

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企画時の想いやご依頼をいただいた経緯

 

尼崎キューズモールのレンガの広場にて、
子育て応援事業・未就園児おやこの広場を
毎週開催されている
ハグミープロジェクトさんから、
「あそびの先生に親子で楽しめる企画をお願いしたい」
とご依頼いただきました。
 
 
イベントや講座中の様子、又は心に残った出来事

5ヶ月から2歳の親子が10組遊びに来てくれました。
テーマは、
『オススメおもちゃでたっぷりあそぼう!!
 あそびで得られるたくさんのこと!』

カラフルな積み木、キューブブロックのおもちゃを手渡すと、
手にとってあそび出す子どもたち。
1人お席を離れていた2歳の男の子、両手には自分の私物。
「お母さんに運ぶの手伝ってくれる?」と尋ねると、
「うん」
けど、両手はふさがっていて持てない。
少し待ってみると、
自分で持っていたものをお母さんに手渡し、
両手で積み木を持ってお席まで運んでくれました。

こちらから指示をするわけでもなく、
2歳の子が自分で考えて動けたこと、
お母さんもビックリされていました!

他の子たちも、
積み木を積んでみたり、箱に入れることを楽しんだり、
近くであそぶお友だちの存在に気がついたり、
それぞれのできることがたくさん。
見つけたそれらをお母さんたちにお伝えしました。

お母さんたちも木の感触を楽しみながら、
子どもがどんな風にあそぶのかな??
といっしょに楽しんでくれました。
 
 
参加者の声や様子

 

=ハグミースタッフさんの感想より=
小さな子の視点、見る景色、感じる心、
そして、「そのとき」に寄り添う関わり方や声かけ、
こどもの気持ちを大切にした環境やあそびのご提案、
とても勉強になりました。

子ども達が長く集中して楽しんでいたのは、
きっと、現場の環境設定
(椅子や机の配置など細部まで準備されていたから)だなぁ。
ということに気がつきました。
ありがとうございました。

  
開催後の感想

 

「子どものあそびが持続しないんです。」
と相談してくださった1歳男の子のお母さん。

隣でお母さんが真剣にあそび始めると、
なんと子どもも集中して長い時間あそんでくれました。

こんな風にお母さんたちの思いに寄り添いながら、
子どもたちのできることをたくさんお伝えしました。
たっぷり親子であそんで心が満たされた親子さんたち、
帰りはみんな満足した顔で帰っていかれました。

私たちたちスタッフも、
お母さんや子どもたちの笑顔が見られて嬉しかったです。

(協会認定インストラクター 小林舞)