【協会の開催報告】

あそびの先生協会では、年に1度
毎年、協会の目指す理念、そのための
子どもたちとの関わり方や考え方を確認するために、
研修として公開講座をおこなっています。

今年の開催も満員御礼の
定員50名を超える方々にご参加いただきました。

ご参加くださった
皆さまありがとうございました!

当日の様子を協会代表でもある
インストラクターの宝田さんに
2回にわたり報告をしてもらいます。

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企画時の想い

 

今年のテーマは
『適度とテキトーの違いって?
今ある主体性をそのまま育むために
夢中と依存の境界線について考えよう』でした。

私たちの時代には身近ではなかった
デジタル機器が身近にある子どもたち。
恐れるだけでなく、いかに上手に付き合っていくのがいいのか?
皆さんとも考えたいと思い、このテーマとなりました。
 
イベントや講座中の様子、又は心に残った出来事

講座では、やはり、大事なこと、忘れたくないことは、
あそびの先生がずっと大事にしてきている
子どもの「今ある主体性をそのまま育む」
「ありのままを認める」というところ。

前半は、宮野さんよりまずは
根っこの「理論」についてお話。

あそびの先生でも応用し、繰り返し学んでいる
ピラミーデ幼児教育法の理論
ニアネスとディスタンスの部分を
今回のためにご用意くださった資料に沿いながら、

・関わりには二者択一ではなく細かく段階があること
・程度感・場面感にあわせた関わりが必要なこと

など、その子独自の、興味・個性にあっていることに
焦点をあて、とてもわかりやすくお話してくださいました。 
 
参加者の声や様子


インストラクターの研修も兼ねていますので
全国各地にいるあそびの先生が画面越しではありますが
一同に集まり、手をふりあったり、挨拶しあったりし、
同じ想いの仲間と繋がっていることの心強さを
改めて感じることができました。

また、
「自分の子育てや保育について立ち返る時間」とし
公開講座は毎年恒例!としてくださっている
過去にあそびの先生の基礎講座等を受けたことのある
ファン会員さんたちのお顔を拝見することもでき
つながりが続いていることに感謝を感じる時間でした。

もちろん、講座の内容に興味をもってくださった
はじめまして…の方々との出会いは
私たち、あそびの先生にとって
同じようなことを大切だと感じている人が
こんなにもいる!ということを感じることができ
とても嬉しいことでした。

たくさんの温かな感想をいただいておりますので
こちらの投稿の最後にまとめて紹介させていただきます。

ご参加くださった皆さんありがとうござました!

(協会代表/あそびの先生認定インストラクター 宝田ひか里)

アンケートにも素敵な感想をたくさんいただきましたので一部ご紹介いたします。

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●とても勉強になりました! なるほど!と思うこともたくさんあり 子どもたちの興味を引き出すことや 主体的に動けるためにどうしたら良いかなどのお話を聞けてよかったです。

●おなかいっぱい胸いっぱいで、うまく感想にまとまらないのですが、 モヤモヤしたりザワザワしたりしていたところに、優しく勇気をいただいたような時間でした。 この1年また、子育てや仕事をしながら、今日の講座で聞いた宮野さん、宍戸さんの言葉を何度も思い出すんだろうなぁ、と思います。

●長男が少し周りより発達が遅れていて療育等も行かせております。 来年から小学生に進級する為今から不安を抱えていたんですが、話の中に月齢に合わせて見るのではなく子供1人ずつときちんと向き合って相対す事の大切さを教えて頂き、なるほどと感じさせて頂きました。

子どもの集団と個のお話からも、保育園や療育での遅れもそんなに気にする必要がない。慌てず子供と向き合っていく事を第一とする事にします。 またこういう機会がございましたら是非参加させて頂きたいと思いました。

●いつものようにわかりやすく丁寧な解説に、改めて基本に戻り、考え、感じることができました。毎年お話が聞けることを、とても恵まれているなと、協会の存在にも、ずっと携わって下さる宮野さんと宍戸さんにも、感謝しています。 『育ちをつなげる』『ゆるがない自分を作る』『子どもが幸せかどうか』など心に残ったワードがたくさんあります。自分のやり方を見直して、継続していけるよう頑張ります! この気持ちを、少しずつでも周りの大人に伝えて行きたいと思います。

●適度と適当の違い。保育現場でも先生達を見ていて、あ〜そこ、もうちょい待ってほしいとか、今!声かけて、見てあげて!って思うことがあります。上手な先生はきちんと子どもを捉えていますね。感覚なのか。私は先生達のそこの介入よかったよ!って褒めてあげたいです。その為にはこどもと大人を同時に見て捉えていないと行けないなーって思いました。難しいけど頑張ります。

●宮野先生の理論は、今回は特に例年以上にすんなりと自分の中に入ってきたように感じました。主体性を育むために必要な環境や発達段階、その理論からの『待つ』。二択ではなくレインボーの関わりの話は、子どもの関わり方に不安をもつ私にとっては、もっと柔軟に構えて大丈夫かもしれないと、心を軽くしてくれました。

年に1回講座を受けることで、宮野先生、宍戸先生からのあたたかい言葉に、普段の親業へのねぎらいを頂いています。なので毎年どんなテーマでも興味深く申込みさせていただいてます。久しぶりの会員にもスタッフの皆様には手厚くフォローいただき、本当に感謝しております。いつもありがとうございます。

あそびの先生の講座は子どもと育ち総合研究所の監修の元
オランダの幼児教育法「ピラミーデ」(ピラミッドメソッド)を応用。
2020年日本の教育改革のテーマでもある主体的で対話的な深い学び
(アクティブラーニング)を意識し取り入れています。